2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧
リゾートホテルの広いバスタブで三度目のハッピーバースディ'sキスして 目覚めた今日の行き先は夢の国の夢の海まずはあのタワーへ 今なら20分待ち大急ぎで回廊を抜けてシリキ・ウトゥンドゥの謎を解いて 手を振って 急降下その前に 笑顔でピースサイン 次の…
30分早い開園空は青 雲は白アーケードをくぐって着ぐるみを横目にスペース、スプラッシュ、ビッグ・サンダー得意げな横顔のグランドサーキット・レースウェイ 次はどうする? ってパークの地図を広げてモンスターズインクにがっかりスタージェットにもがっか…
とりあえず始まったロング・バケーション 読みかけの本や齧りかけのエトセトラ行きたかった山やまた見たい海や空 クーラーの部屋から20XX年の夏へ せーので飛び出して白いノートを広げる頭のどこか深くで懐かしくて甘い歌 聴こえるさざ波のラインダンス そん…
サングラスは要る?サンオイルは要らない? 雑踏を泳ぐ朝夕のラッシュカレンダーにも腕時計にも飽き飽きしてもういいじゃんたまにはいいじゃん梅雨もまだ先のバカンス 低迷が続く軟弱な気温トリハダで心臓マヒ確定のダイブでもいいじゃんなんでもないじゃんき…
最近はわりと楽しくもある仕事から帰ったらマシンを立ち上げてディスクに音符のアイコンをクリック My Favorite iTunesMy Favorite iTunesプレイリスト「ヘビロ1」から My Favorite iTunesMy Favorite iTunesプレイリスト「ヘビロ2」へと 最近はいつも僕より…
まだいまは薄く張った氷のうえ気をつけて気をつけて進むその手を離しはしないから あと少し降るような花の庭まで気をつけて気をつけて進もうきみを離しはしないから
無造作に積み上げたCDプラスチックのケースの疵何かを思い出してる 細い首に絡むネックレス引き千切って泣かせたくなる縺れる指でキーを叩く 音もなくメロディー闇に響け僕はきみの声以外耳を失くす 唇の温度で僕よ届けこんな思いを伝える言葉なんてない 夜…
きみを思ったりはしない 酔い痴れて誰になのかささやかな誓いまた破って 組み上げたパズルを崩す また一から嵌め込むんだ忘れるためにまた思い出して 繰り返す夜欲しいものだけをなんとか忘れて だけど同じさよく似た微笑みに振り返ってしまう 何処まで 追う…
この手を取ってねえお願いさただ頷いてみせて地下への階段で 細いヒールを響かせて微笑んで この手を取って秘密の箱の中へただ頷いてみせて午后の陽を避けて 2国の長い赤信号待ちかねて 欠伸をひとつ、ふたつ夏の手前のパラソル いまがこれが永遠でいい この…
夏の空いっぱいにすきだって叫んだ目を閉じて風に耳を澄ませた 電波塔と全身を収めようとするから両方遠くなるのは仕方がないんだって 言っても聞かないじゃあもういいってカメラを取り上げて台座に腰を下ろした 夏の青いっぱいに心は散乱する目を閉じればあ…
やっぱりってダッシュボードに置いたイニシャルを刻んだ銀の指環 ごめんねってどしゃ降りのあの道目一杯踏み込んだアクセル 危ないから ワイパーをまわしてってきみは言うけど どのみち僕には この先なんて何も見えやしないんだよ 泣き顔で精一杯微笑んで無…
電車をもう2本も見送って プラットホームの端降ったり止んだりの雪紺色のピーコート悴んだ指先俯いたままの横顔 短く揃えた襟足に北風 マフラーをしていたらな、って繰り返し夢にみる遠い冬の無声映画のなか動いているロープウェイ 見下ろした海よりはしゃぐ…
あと何日僕たちは笑ったり 涙ぐんだり幸せで いられるだろう ただ毎日恋をしてできるだけ 強い言葉できみのこと 繋ぎ止めるけれど 会えば会うほど不安できみはどんどん綺麗になる僕はひとりで苛立つきみはだんだん賢しくなる もうこの手は届かない悲しいくら…
ここからはボーリング場のでかいピンが見えるから 盆踊りの太鼓の音も切れ切れに聞こえるね あっちの打ち上げ花火を見に行こうか まあきっとここからも見えるだろうけど そういえばUFOのドラマ今日が最終回だったっけ 口数に反比例な受け止め続ける空気 でも…
全部涸れきった! ってベッドにCDもMDもカセットも投げてあのドーナツ盤の上で踊った 可愛い悪魔を捜す 黒い翼に黒い尻尾をつけて真っ赤な嘴と宝石の瞳夜になれば決まって現れた 可愛い悪魔を捜す また取り引きをしようぜ何だってあげる さあ ダンス・ウィズ…
アスファルトへ打った水が熱を冷ます もう夏の朱い夕暮れ振り返れば 風が渦巻いて高くふっと思い出した場面を 何処か遠くまで連れて追えば時を戻せるような もう一度、ともう二度と、を繰り返して 言い掛けた言い逃したあの言葉を 僕がまだ持っているならき…
肩に凭れてはじける光を見てた 続く熱帯夜過去から吹いてくる風 そのひとはわらった本当に久し振り、ってオイルライターを擦って 揺れる火で赤い紙縒りを燃やした 視点をぼかしてとりどりの色を見てた そのひとはわらった少し変わったわね、って耳元にくちづ…
忘れはしないけど二度とは伝えない この胸を叩く雨叫ぶように身を任せて 花の終りの纏わりつく甘い空気振り払っても振り払っても 何処へも行かない捨て鉢な口癖も 炭酸の泡の最後の消えた音も 忘れはしないけど二度とは浮かべない 赤信号の向う一度さえ振り…
夏の前の風が吹き抜ける夕方部屋いっぱいの日差し きみは微笑って浅く眠って 遠くで鳥が小さく鳴いた黄昏空は宇宙に変わる こうして何度もきみと何度も 一日の終りを見送ろうねえ涙が止まらないほど愛しているんだ 夏の前触れの燃えるような群青空は宇宙に変…
最終の電車を待ってた白い息を吐いて 誰もいない駅で誰もいない心で あのトンネルを越えればもう過去になると知って 伝えた言葉はいろんなものが足りない 山道のカーブの数字をきみはただ数えて 変わる僕を責めた変わる僕を赦した 振り仰げば満天の星が一斉…
今夜はバッドトリップさっきからタバコが弾かれたように指から落ちる人生は終わってみるまで分からない慈悲深い神が微笑むそれで本当に逃げ切れたつもりか残酷な神が哂う右手に万有、左手に虚無を持ち悲劇に喜劇、関心と無関心 僕の身の内に詰まっているモノ…