無造作に積み上げたCD
プラスチックのケースの疵
何かを思い出してる
細い首に絡むネックレス
引き千切って泣かせたくなる
縺れる指でキーを叩く
音もなくメロディー闇に響け
僕はきみの声以外耳を失くす
唇の温度で僕よ届け
こんな思いを伝える言葉なんてない
夜に意味なんていらない
僕の網膜にただ焼き付け
甘く爪を噛む横顔
視線だけで溶けだす本能
胸を灼く乱暴な紅蓮
白い肌に燃えて落ちる
果てしなくメロディー闇に響け
僕はきみ以外すべて失くす
唇の温度で僕よ届け
こんな思いを伝える言葉なんてない
音もなくメロディー
きみに触れて鼓動が張り裂ける
無造作に積み上げたCD
プラスチックのケースの疵
何かを思い出してる
触れる度に蠢く原始
胸を射る鮮やかな紅蓮
その肌に燃えて落ちる
果てしなくメロディー闇に響け
僕はきみ以外すべて失くす
唇の温度で僕よ届け
こんな思いを伝える言葉なんてない