『イントロダクション』

どうも、九月水曜です。

幼少の頃より、詩のような、詞のような、とにかく文章を書いています。
現在も僕の部屋の本棚以外に存在しているのか不明ですが、本を出しています。

『BGM』 文芸社 2002年

前時代的なHPもやっています。

きみと、夜と、琥珀のお酒。- you and the night and the scotch -

いろんな事がもう遠くなったからなのか。
2017年の、いまこの身を、一番軽く感じながら。

つれなのふりや すげなのかおや あのようなひとが はたとおちる

来世も、来来世も。

来来来世も。

ROUTE 43

長い雨の終わりは
まだ予言されてないけど

久し振りの青空
たぶん初見のワンピース

言葉につまって
蝉の鳴き声に気づいた

近付いたり離れたりしながら
重ねたんだか過ぎ去ったんだか

フランスの詩人ふうに言うと
この橋の下をたくさんの水が流れた

まあ歩道橋なんだけどさ

このあと食事でも、って
言うより先にじゃあね、って

尖らせた唇で
紙のタバコに火をつける

好きな仕草は
100年経っても変わらない

縺れたり解けたりしながら
未来も過去もどうせ永遠になる

手を振りかけて強く風が吹いて
微笑いながら前髪を直すきみを映す

バックミラーから夏が始まる

埋もれてあげる

行き止まりの夜は
いつもこんな色をして

薄明かりの
よく知らない
バーカウンター

あの沈黙も
この結末も

誰のせいでもない って
ことに
させて

そう言って
笑うはずの

声がうわずって

髪が
指が
輪郭が
眼差しが

滲んで光るけど

頬の内側を
何度も噛みしめて

一粒も
零さない

何一つ
渡さない

約束は
反故にして

時間を
巻き戻して

途中から
なんにも聞いてなかった って
怒る

笑う

嘘と冗談を
休み休み

最後は
友達に戻って

時のなか
揺蕩って

記憶に
埋もれてあげる

2021/06/20

 

時間は
本当に
流れてるんだろうか

入道雲
逆光線
アルバムに入りきらない

僕の夏
僕の恋
灼けて眩む昼下がり

その髪
その声
抱き合ったまま

死んでしまえたら
よかった

その肩
その指
溶け合ったまま

死んでしまったら
よかった