vu

グラスを合わせて
音を聴くふりをして 目を閉じた

こんな夜なのに
僕らは薄着で テラスで
ポケットで手を繋いで
風に震えた

きみの瞳 うるむライト
もう一度 すきだと言って

霞む島影を指して
無理をして甘い ジャメ・ビュ

泣くためだけの
指切りを何度も 笑って
嘘に変わる瞬間には
耳を塞いで

闇に溶ける はじくライト
まだいまは すきだと言って

願っても 願っても
何も見えてこない
行き止まりさ、そう言えるなら
そう 言えたなら

きみの瞳 うるむライト
もう一度 すきだと言って

いつもの
涙みたいな微笑みの前に
まだいまは すきだと言って

霞む島影を指して
何処まで行こう? だなんて

何処まで行けるの? だなんて
消し去れない デジャ・ビュ