もういまは
すべてが夢のようで
歓びも痛みも
細切れの記憶の中
会うたびに
変わっていくねきみは
したたかに綺麗に
もうきみはきみじゃない
どんなふうにすきだった
どんなふうに想ってた
何もかも思い出せない
どんな声で囁いて
どんなきみを抱きしめて
これは夢だから 解けない謎ばかり
窓の外
雪が雨に変わって
ボンネットを叩く
光の粒を見ていた
もういいよ
ひとことそう言って
その腕を払って
雨の中を行けばいい
どんなふうに愛してる
どんなふうに想ってる
考えて動けなくなる
どんな声を聞いている
どんな肩に凭れてる
これは夢だから 解けない謎ばかり
きみの唇の
スローモーション
さ の形から先へ
止まったまま動かない
どんなふうにすきだった
どんなふうに想ってた
本当のことが見えない
とてもきみに救われて
とてもきみが必要で
こんな僕だから 聞き取れない答え
きみに救われて
きみが必要で
これは夢だから 解けない謎ばかり
rescue
rescue