kill me

それは冷たい夏の冷たい夜で
きみは強い風に身体をすくめる

瞬間で恋に落ちて飛んで跳ねた
成れの果ての別れの月のない夜

きみからは 何も言わせない
ヘッドライトが切り裂く タールのような夜
足下に広がる黒い海

完全に何もかもが 壊れてしまうまで
この腕がちぎれるほど きみを抱きしめる
きみだけが僕にとって 100パーセントだと
赤い血で描いた旗を 僕は翻す

それは拙い手立てで悪い足掻きで
そんなことは百も承知の断崖

きみからは 何も言わせない
気持ちだけじゃ駄目だって 聞き飽きた言葉
誰からも許されなくていい

一瞬で恋に落ちて 人生を決めた
きみだけは離さないと 僕はそう決めた
微笑みも話すことも 何ひとつなくても
きみの一欠けらまで すべて僕のものだ

きみからは 何も言わせない
ヘッドライトが切り裂く タールのような夜
この場所がもう終わりでもいい

ごめんね ふざけただけだよって
言ってあげたいけど
なんて嘘だよ さよならって
言ってあげたいけど

この恋が間違いでも たとえば罪でも
きみだけは離さないと 僕はそう決めた
さよならを言いたいなら You be kill me
僕の一欠けらまで すべてきみのものだ

完全に何もかもが 壊れてしまうまで
この腕がちぎれるほど きみを抱きしめる
きみだけが僕にとって 100パーセントだと
赤い血で描いた旗を 僕は翻す

ごめんね ふざけただけだよって
笑ってあげられるなら
全部嘘だよ さよならって
笑えるなら いいのに