今夜これが最後の
二人のエピソードになるなら
紅茶に落とす砂糖のように
不思議な色に溶けたい
夢の夢の恋だから
失うことでしか残せないなら
傷つくことは怖くはないと
震える僕に やさしく
キスを キスを
してくれないか
痺れるほど甘い
砂糖菓子のような
キスを キスを キスを
期限付きの微笑み
ゆっくり近づいてるさよなら
真夏の宵に誓った恋は
不気味な音で砕けた
夢の夢のひとだから
片隅にでも僕を残せるなら
どんな願いも叶えてやると
俯く僕に やさしく
キスを キスを
もう一度くれないか
細い指で髪を
いつもみたいに撫でて
キスを キスを キスを
もう一度くれないか
痺れるくらい甘い
砂糖菓子のような
キスを キスを キスを
今夜これが最後の
二人のエピソードになるなら
胸のいちばん深いところに
忘れられない キスを