どうしてなんて 訊くのもおかしいね
今夜は始めから 別れの流れだね
相変わらず 空には月 もういいから
いつもみたいに笑いなよ
またもお決まりの スコッチの夕べは
きみが思うほど 悪くはないんだよ
あまり長く 片思いだと それはそれで
どれも甘いエピソードばかりさ
絶え間なく揺れる キャンドルが綺麗だね
出逢ったのもこんな 風の夜だったね
きみが謝ることなんて 何もないよ
きっと誰の せいでもないんだよ
俯いたままの きみの仕草を真似して
堪えきれずに 吹き出すのを待つよ
さよならなんて そんなものさ 大丈夫さ
軽いカンジで手を振りなよ
グラスを見つめて 涙目で微笑う
どうして結局 こうなんだろうって
僕がきみに 出来ることが もしあるなら
今もあるのなら教えて
沈黙を充たす 懐かしいバラード
いつかきみと聴いた ため息のピアノ
願いがただひとつ 叶うのなら
星がきみを 照らしますように
なけなしの心で きみの手を握りしめて
言葉はないから 何度も握りしめて
仰ぎ見る 空には月 ねえ最後さ
いつもみたいに笑いなよ
絶え間なく揺れる キャンドルが綺麗だね
出逢ったのもこんな 風の夜だったね
願いがただひとつ 叶うのなら
星がきみを 照らしますように
願いがただひとつ 叶うのなら
やさしい星が きみの道を 照らしますように