言えない言葉が 訊けない言葉が
胸を責める きみとふたり
同じこころを 違う炎で焼かれてる
慰めの花で部屋を飾る
せつない一日が終わる 心で
きみに何度もあいしてると言う
何度も さよならと言う
不意に きみが
出逢う前に戻りたいと言う
それは 僕を
あいしていると聞こえる
同じ呼吸
痛いほど 夢をみて
無に近い
孤独のような愛を抱く
きみの選んだ花が風に揺れる
さびしい幻が宿る 心で
きみに何度もあいしてると言う
何度も さよならと言う
どちらも
声の手前で終わる きみとふたり
同じこころが 違う炎で焼かれてる
同じ呼吸
痛いほど 抱き合って
歯車が
重く軋む音を聴く
抜けるような 空の奥を見上げて
触れた手を 繋げずに 解けずに
願うものも
欲しいものも似ていた
ふたりが 違う炎で焼かれる
進めずに 戻れずに
ふたりは 永遠の炎に焼かれる