いつも
無理ばかり言う
勝手に
倒れるまで飲んどいて
「気にしないで」
そんなの
もうこれっきりね
笑いながら言って
次の電話で泣いて
僕ときみは
悪いとこばかり似てる
そう呟いたら
「いいところなんてあるの?」
わかってるよ
強がりと
憎まれ口がきみの背骨
それさえ
もう折れそうになっといて
「やさしくしないで」
そんなの
すべてを承知で
続きを望んで
終りを願って
僕ときみは
悪いとこばかり似てる
これでもかって
欠落を僕に見せつける
わかってるよ
身勝手と
甘さだけが僕の背骨
わかってる
真夜中と
孤独だけが僕たちの符牒