軋む階段を駆け上がって
床に投げた鞄には
教科書なんか入ってない
昨夜のままのターンテーブルに
荒い息のまま針を落とす
爆音で鳴るラブ・ソング
愛してくれ
愛してくれ
他には何もいらない
だから愛してくれ
裏の神社の森の葉擦れに
祭囃子と虫の音
夏の終りのイニシエーション
午前2時の丑三つ時
そこだけ頼りないよね って
紀元前のスイート・メモリーズ
傍にいて
傍にいて
何でもしてあげる
だから傍にいて
あんまり眩しいから
手を伸ばした
空を切る音になんて
もう慣れてしまった
昨日の続きの今日をまた
無邪気に演じるのか
誰にともなく叫んで
昨夜のままのターンテーブルの
F-14に針を落とす
爆音で鳴るラブ・ソング
愛してくれ
愛してくれ
他には何もいらない
だから愛してくれ
愛してくれ
愛してくれ
他には何もいらない
だから愛してくれ