殺処分
て文字を見る度
息を止めて
心を空にする
出来ることは何もない
楽になりたいなら
祷ればいい
その苦さすら
気楽だよ
込み上げてきたものは
口元で
笑いに変わる
否定は肯定を
肯定は否定を
呑み込み合って
その吐露がもう
気楽だよ
朱いままの手を洗わない
洗う
どうやって?
この生を
どう
殺処分
て文字を見る度
息を止めて
心を空にする
出来ることは何もない
楽になりたいなら
祷ればいい
その苦さすら
気楽だよ
込み上げてきたものは
口元で
笑いに変わる
否定は肯定を
肯定は否定を
呑み込み合って
その吐露がもう
気楽だよ
朱いままの手を洗わない
洗う
どうやって?
この生を
どう
きっと って
そんなに
確かじゃないって
わかった頃には
もう
会えなくなってて
つづく
空の下
なにも願わないから
時は往け
花の香りを
潜って
歩いた秋の
くちぐせも
約束も
なにもかも連れて
ただ
時は往け
ぎゅっ と
もっと
させてほしいだけ
ここを
このむねを
ぎゅっ と
だって
わからなかった
このほしの
るーる も
そのいみも
ぎゅっ と
それだけが
ほしくて
うしなったり
えたり も
たのしくて
よせる
なみの
あらう
つきの
うさぎがはねる
ふつう で
いたん の
ほら
うさぎがはねる
好奇心 と
二度言って
全身に
かかる重み
合わせて
1400mlの
余韻に溶け
パイ山で
朝マック
何度も
流れてきた視線
大丈夫
秘密を守るのは
得意だよ
大丈夫
片想いはもっと
得意だよ
許されなさに
歯噛みして
安心して
手を繋いだり
キスしたり
その度に
罪を量る
出来るだけ
傷付けないように
互いに
笑い飛ばす
駄目なのも
足りないのも
僕だったのに
ごめんね
って
言えずに
こんなに
遠くなった
言えずに
こんなに
遠くまで来た
こんなに
どうしよう
生きてしまった