取っておいたんだ
この言葉は
10年目のきみに
絶対に捧げようって
きっと言ったって
ちらりと見て
お好きにどうぞ
横顔だけで応える
だけどさ
そういうところが好きだから
まったく
しょうがないよね
ブランケットを取り合う
雨の午後に
決まって僕らは
夢の話をする
クリッターカントリーの庭に
おとぎの国の家
僕の好みはひとつも
反映されてないけど
まあいいさ
きみは何だかご機嫌だし
まったく
今日もやっぱり
ありったけ
きみは可愛い
だからさ
この日々の繰り返しが
どれほど
宝物かって、
長いあくびをして
肩にもたれる
まあいいや
おやすみのキスをして
まったく
今日も明日も
昨日もそれまでも
明後日もその先も
出逢った日からずっと
ずっと
愛しているよ
知ってるよ、って微笑う
きみを
それよりももっと
もっと
愛しているよ