お終いのくちづけ

朝まで眺めていた空
願い事は何だっただろう

お終いのくちづけに
流れ落ちる涙はきりがなく

きみを きみを
誰よりも大切におもうから

きみよ きみよ
どうか微笑んでいて

薬指に絡めた糸
不器用な結び目は何度も解けて

一足ごとに振り向いては
風花の街に影を探した

きみを きみを
誰よりも大切におもうから

きみよ きみよ
どうか微笑んでいて

きみよ きみよ
どうか 微笑みでいて