またくだらなく酔って
いまも抜け出そうと足掻く その先も
方法も 分からないまま
見た夢が大きすぎたんだ
僕から遠すぎたんだんだ 言い訳なら
苦もなく あとから溢れる
始めから嘘じゃなかった
同じよ、
そう言って別れた
悔やむことばかりが山ほど
なのに願うことはひとつなんだ
帰り道の電燈の途切れた角
ビニール傘一本の大雨
名前も知らない中華屋の奥の席
髪から滴った雨粒
それは雨粒とは言わないのよ、
そう言って笑った
嘘じゃないんだ
僕のお喋りの大半は無駄だけど
文字にすると少しはマシなんだ
同じよ、
そう言って微笑んでくれ
同じよ
そう言って、微笑んでくれ