夏の午後、フェスタで

数え忘れたオン・ザ・ロック
頬を染めてきみの
ガラにもないプラトニック さあね
少しだけ妬ける

誘い出されたサマータイム
午後の眠る日差し
こんな時間から酔いたいの? なんて
笑ってたらいいさ

本物の恋ってホントにあったのねって
ひとり勝手に盛り上がって
聞き役に選ばれた僕は わりと
というより かなりツライんだけど

いつでも恋の手前だったんだよねって
僕を無視して頷いて
だから女友達少ないんだよ 呟いたら
肩をつねられた 耳がいいんだね

思いがけないテレフォン・コール
「夏の午後、フェスタで」
どんな期待もしてなかったさ まあね
嬉しかったけどね

ここから見る海はあの日のまんまだねって
僕の顔を覗き込んで
特別な気持ちも無く そんなに綺麗なのは
きみのせいじゃないけど ちょっとズルい

当てようか? 今の恋は
ほんとに本気だから
友達としてでも 最後だって
言うための 思い出話だろう?

これっきりで 会えないのって
言うための 今日なんだろう?

数え忘れたオン・ザ・ロック
傾きだす日差し
さよならマイ・リトル・ガール まあね
少しは淋しいよ

過ぎた日を数えてチアーズ!
きみは呆れたカオして
こんな時間から酔いたいの? なんて
心配はいらないよ

今日だけは たぶん
どんなに飲んだって 酔えないよ