真っ直ぐ行くんだって
左に曲がりたいんだって
喧嘩ばかりしていた
結局僕らは あの通りより向こうへは
決して行けなかった
止めてください、って
急にドア開けて飛び出して
駆け引きじゃなく本気だから
どこかで待ってるはずもなくて
いつも途方にくれた
ホシイモノヲ スベテナンテ アゲラレナイヨ
きみはイエスだって言って
思い直してノーだって言って
裏腹に微笑んで
僕の膝を思い切り蹴飛ばす
追う街はまるで迷路
ホシイモノガ ヒトツキリデモ カナワナインデショウ?
かける言葉も浮かばないまま
腕を掴んで
振り払われて
振り払われても きみを
失いたくないよ
波に寄り添ったメリケン
夜通し走った国道
どこまで
夢をみて 夢ばかりみて
きみを見て きみばかり見て
波に寄り添うメリケン
きみといつかのハーバーライト
「どこまで」
そんなの
訊きたいのは 僕のほうだって
言えなくて 言えずにいて
ただ
抱きしめあえれば簡単なのにね、って
空耳が 聞こえる
いつかの ハーバーライト