2017-10-29 十月 秋 熱いコーヒーを淹れて並んで星を見ようまだ残る酔いのまますきと囁いた 十月 出逢いの景色をきみは憶えてる?こんなふうな夜だったね星が怖いほど 光って ああ 時の流れは早いね何も変わっていないと信じるのは 難しいね 開け放した窓から金木犀が香る涼しい風に吹かれてきみが嘘をつく 十月 なぜ 遠い約束ばかり人は交わしたがるんだろうこんな時に 困るのにね あまい香りにうかされて嘘に頷いた 十月