果てしない跳躍

飛び石の上を進むように
足場はいつも不安定だった
繋いだ手は震えた
どんなに強く握りしめても

お互いに 気づいていた 踏み外せば
そこは深い谷 それでも 見なければ跳べる

出逢った頃の眩しさだけで
奇蹟は何処にでもあると信じた
一年のうちの数日が
薄れるたびに膨らませて

きみを想い きみに眠る 目を閉じれば
遠い流れ星 いまなら 何を願うだろう

解らないまま腕を 精一杯伸ばして
掴んで あっという間にこぼれた
その苦さを 凌ぐような甘さを
胸が憶えてる 胸が憶えてる

別れの言葉はもう その意味を持たずに
心は 果てしなく跳躍する
舞い上がりたいのか それとも
叩きつけられたいのかも判らず

お互いに 気づいていた 踏み外せば
果てしない闇 ただきみは 見てしまっただけだ

責める言葉は持ち合わせていない
はじめからずっと僕だけの想いさ
理性だけでなら言える
きみがすきだから笑う

きみを想い きみに眠る 目を閉じれば
遠い流れ星 僕なら ひとりでも跳べる

解らないまま腕を 精一杯伸ばして
掴んで あっという間にこぼれた
その苦さを 凌ぐような甘さを
きみは憶えてる?

壊れながらその背中を ただ追い続ける
心は 果てしなく跳躍する
飛び石の上で立ち止まって ふたり
見つめ合ってふたり

沈黙に 響く鼓動 踏み外せば
果てしない闇 ただ僕は どこまでも跳べる